売れ筋色 | ピンク系、特にサーモンピンク系の「ムーンワルツ」「秋日和」が人気だった。同じピンク系でもエイミーKのようなブルー系ピンクは不人気である。 黒系は特に年配の方には不人気(部屋の中ではほとんど黒っぽく、暗くなってしまうから)、赤系も昔からの定番色で面白みに欠けるとの事だった。 全体的に明るめの色調を好まれる傾向があり、品種で言えば「日和」等のような薄いオレンジ系があればヒットしたと思われる。 |
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花の形状・大きさ | 従来からあるポンポン咲きは不人気で、黒蝶に代表させるデコラ咲きのものが評判だった。 大きさでは、黒蝶などの中輪系でも、花の形が大き過ぎると言う事で(各家庭にある花瓶がさほど大きい物ではない為)小輪系の希望が多かった。 ダリアの特性として、「開花状態での出荷しか出来ない」とご説明したが、それでも「蕾の固そうなモノ」と言う事で「秋日和」に人気が集中した。(切り前、花の大きさが消費者ニーズに一致したと思われる) |
花保ち・傷みについて | 今回のイベントで花保ちが一番悪かったのが「クライスラー」で、本数がたくさん入荷していたにも拘らず、売上が伸びていないのは、傷みが速かったせいである。これは、黒蝶などの品種に比べ、茎の厚みが薄く、水揚げがしにくい為ではないかと思われる。 大輪系はどうしても花弁の痛みが目立ち、花束を組む段階でラインから弾かれ、返品対象になってしまっていた物を装飾用に使用した為、無駄にせずにすんだが、今後の問題として課題が残る。 アソート箱に関して、単品箱に比べ非常に品質の悪いもの(花弁痛みや虫の発生等)が混入されている箱があった。 |
組合せ販売について | 今回は、スリーブ入りの花束だけでなく、「花と葉物との組合せ例」として、花瓶と花束の組合せ販売を行ってみたが、これも好評で、実際の商品としても販売出来たが、お客様自身が葉物や枝物との組合せをその場で楽しまれ、購買に結び付けられたのは良かったと思う。 |